たかいく農園(ときどき更新)日記
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横浜環境保全の堆肥を搬入しました。
この堆肥は、企業の社食や学校給食、外食産業の加工食材や賞味期限切れの食品、横浜市周辺の自治体の一般ゴミなどをを堆肥化したものです。 神奈川県から出るゴミの減少、環境の保全に貢献し、農作物として還元して行くことができるなら、とても有意義だと考えました。 横浜環境保全株式会社 http://www.y-kankyo.co.jp/index.html 一般ゴミの堆肥と聞くと、そのゴミとなったもとの食品の安全性がどうだったのかが気になるところかもしれません。農薬、化学添加物や保存料が使われたものの堆肥では意味がないのではないか? 確かに厳密に言えば、現時点ではその通りかもしれません。しかし有機肥料の安全性は、実はどれもほとんど保障されていないのが現実です。当園が今まで使用してきた有機肥料についても、100%安全かどうかと問われれば保障は出来ませんでした。本当に安全と言える肥料は、自分達で集めた枯葉を堆肥化させたものなどに限られるのです(山林を所有しているわけではなく少人数で作業している現状では、全く現実味のない話です)。 私の家は代々、何百年も前から農業を生業とし、40年以上前からは直売をしてきました。つまり当園の野菜を買ってくださるお客様に支えられて今があります。また社会の中で農家が担う役割とは、社会を構成する人々の食料を供給することです。安全性を追求すればするほど収量は減りますから、農家が完璧な安全性を追求するためには選択肢は二つ。価格を大幅に上げて裕福な一部の方々だけを対象に販売するか、経済活動から離脱して小さな共同体を作り、自給自足に近い生産活動に切り替えるか。どちらも今まで当園を支えてくださったお客様を裏切ることになると私は考えます。同時に、それは社会の一員として責務を果たしているとはいえないと思うのです。 今回使うことを決めた堆肥は、発酵剤を使ったものではない、微生物によって堆肥化された、品質のよい有機肥料です。ひと目見てその品質の高さが感じられました。成分分析もされており、有害物質が含まれていないという点も信頼してよいと思います。安全性を追求しつつニーズに応じた収量を確保し、環境にも貢献するために現時点で選択できる最良の肥料かもしれません。 誰もが生きていくために必要なのが食料。その生産者としてエネルギーの有効活用や循環の一端を担い、異業種の方々とも今までとは違う形で繋がっていくことになると思うと、とてもワクワクしています。
by takaiku-n
| 2008-02-22 16:27
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