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カテゴリ:ヨメの日記( 769 )
《ヨメの日記》2008年11月16日 雨ときどき曇り
11月に入って雨の多い三浦半島。気温は低く、週の半ばからは師走並の寒さとのこと。冬野菜にはこの低温はありがたい限りです。もう少し日照も欲しいところではあります。

9月に入ってから、私が試験勉強できるようにとダーリンが子供たちを連れて週末フリーマーケットに出店するようになり、回を重ねるうちに色々なことが分かってきました。
とにかく学ぶことが多いです。
私抜きのフリマでは、ダーリンと下の娘とセイゴが一緒に行くので、下の娘は自分が戦力だと自覚して行動できるようになっていった。セイゴの面倒をみたり、販売をしたり、値札を書いたり品物を並べたりといった役割を担いつつ、適当に店を回って欲しいものをダーリンにねだって買ってもらって楽しんでいるようだ。一方セイゴも栽培だけでなく販売を体験し、仕事として理解し始めている。大きな声で「いらっしゃいませ~どうぞ~~」なんて言えるようになった。

また、直売所はわざわざ買いに見えるお客さんがほぼ全員。フリマは当園の野菜を目当てに通りかかるわけではないので、一般的な消費者の方のニーズや反応がよく分かる。それも、同じ横浜市でも場所によって売れるものや反応が違うなど、思ってもみなかったことが分かったりしている。
そんななかでも先週は水、金、土と出店、どれもフリマではなく、それはそれは勉強になる販売だった。

水曜は県庁近くのかながわ屋店頭でのスポット販売。近隣にお勤めの方々や県庁職員が買いに見えると聞いていた通りで、直売所での価格よりかなり割高で販売したけれど買ってくださる。重たくかさばる三浦大根だって何本も売れた。雨と寒さで来店者数は少なかったのに、フリマでの販売と同じ程度の売り上げとなった。
2人が1日費やし、運送しての販売なのだから、経費を考えれば当然、割高での販売となる。でもフリマでは、フリマだけにそんな販売者側の都合は通用しない。一方かながわ屋での販売は、私達が正当な価格だと考える値で購入してくださるということに、何とも言えない幸福感を味わった。売り上げの多い少ないではない、正当な評価をしてくださることに対するありがたさ。いいものをご提供できれば信用につながり、買ってくださるだろうと思える。生産のモチベーションが上がる。野菜は安くて当たり前と見られる場合が多く、栽培努力を一切認めてくれないお客さんには絶望感すら感じていたダーリンにとっても、至福の販売体験となった。いえ決して大袈裟ではありません。直売所でもフリマでも、「高いっ。スーパーなら…」と吐き捨てていくお客さんは少なくないのですから。

金・土曜は東京ビッグサイトにて、農林水産省主催の実りのフェスティバルに出店。
販売というより展示に近く、出展といった趣だった。神奈川の特産品を紹介する場というわけで、まだ小振りな三浦大根を中心に大根だけ持ち込み、大根の名産地であることをPR。当然高く販売し、でも売れなかったのはそのせいではない。地方の農協の視察旅行に組み込まれていたらしい団体がとても多く、ものすごく食い付きがいいおばちゃん達だと思ったら静岡の生産者だった、茨城だった、高知だった…というわけで、購入はしない。熱心にあれこれ質問する姿には、その意欲の高さに感心した。それでも神奈川担当スタッフのみなさんは私達よりはるかに熱心に売り込んでくれたし、セイゴの面倒をみてくれたし、ご自分が購入してくれた。みなさん本当にありがとうございましたっ!
私達も、神奈川の生産者を代表しているんだという自覚が徐々に沸き、売上げ額など全く気にならなかった。また来年も出店できるなら、もっとPRを意識した販売方法を考えてみたい。

金曜は早朝6:00前に出発だったため保育園に預けることが出来ず、セイゴは2日とも一緒に参加した。スタッフバッジを付けた、ただ一人のチビだった。
フリマ出店経験も影響しているのか、3歳の誕生日を過ぎる頃から全く人見知りしなくなったセイゴは、気の向くままにやりたい放題の自由人となり、家でも外出先でも、ぎょっとさせられることが多くなっている。ビッグサイトでも全くその通りで、出展者から業者さんまで誰もがセイゴを「神奈川の子」と指差すほど、伸び伸び楽しんでいたらしい。何度も名前と年齢を訊かれたらしく、いつの間にかフルネームと年齢をちゃんと答えられるようになっていた。大きな声で「ありがとう!」も言えたらしいので、まあそれなら試食を貪っても許されるか…。
親に引っ張りまわされてもそれを楽しむ余裕が育っている子ども達、その逞しさは喜ばしい。周囲の大人の方々には本当に感謝です。

おかげさまで、アロマテラピーインストラクター試験の合格通知を無事受け取りました。今後はしっかり責任もってアロマを紹介していくためにも、新たな疑問や興味を掘り下げたいところだけど、2月まではなかなか進まないかな…。
でもちゃんと進んでいます。大きな進展もあり。
動植物と共生関係にある微生物は酸に強い。だからアルカリに偏った食品を控えたり、アルカリ性である石鹸を止めることが、微生物叢を乱さないコツと言える。
#合成界面活性剤を止めた方がいいのは、酸アルカリに関係なく、乳化のメカニズムが石鹸とは違うので話が別だからです。
で、クレイなどを酸性に調整する超簡単な方法も発見しました!それは未熟の柑橘類です。我が家には、酸っぱ過ぎて食べられないミカン類がたくさんあって、誰も取らないから年の半分近くは無駄に実をつけている。それが素晴らしいpH調整効果を発揮するし、柑橘類の皮は水回りの掃除にものすごく役に立つ!ということが分かりました。精油にも、柑橘類の果皮から圧搾したものは多いです。オレンジ洗剤も普及していますよね。合成界面活性剤入りのオレンジ洗剤より本物の柑橘類ならずっと安心♪重曹との併用で汚れも十分落ちます。お風呂に入れてもいい香りで癒されます♪♪

クレイをご購入してくださる方には、当園のミカンを必ずお付けします。安心してご注文くださいね( といってもまだメール受付のみですが)。ご来園くださればしっかりレクチャーもしますよ~。
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by takaiku-n | 2008-11-16 16:14 | ヨメの日記
《ヨメの日記》2008年10月13日 (月)  秋晴れ
またとんでもなくご無沙汰をいたしました。あっという間に季節は秋、深し。
おかげさまで、セイゴは3歳の誕生日を迎えました。

アロマテラピーの基礎知識を身につけようと思い立って半年強、やれるだけのことをやって先日、試験が終わりました。多分、合格しているはず。試験終了と共に内心「やった~♪」と小躍りしました。
11 月より、社団法人日本アロマ環境協会認定のアドバイザー&インストラクターとして活動する権利を得られる予定。たかが半年かじったくらいで何よ?と安易な感じがするかもしれませんが、いえいえそんなことはありません。これまで系統立てて学んだことこそありませんでしたが、私にとっては実践する中で感じ、理解していた分野ですから。

さて今日も長いです。精油(エッセンシャルオイル)の性質について学ぶなか、新たな疑問が沸いてきました。
植物は移動できず、痒くても掻けず、痛くても舐められないので、まあ痛みや痒みは感じないはずですが、身を守るためと繁殖の手助けを得るために、体内に精油成分を作り出します。その成分の中でも、全ての精油に含まれていると言っても過言ではない成分に、殺菌・抗菌の成分があります。
微生物との共生は、ダーリンと私が、農業だけでなく人間の生活でも大切であることを、様々な面で理解しつつある重要課題。なのになぜ植物はどれもこれも殺菌・除菌するの?そんな精油を肌に使って、肌の微生物を殺してしまうことはないの??

このパラドックスに、私はひとつの仮説を立てました。
「植物の持つ殺菌力は、殺す相手を選ぶ」
どう思いますか?
私達にとって目に見えない微生物は、細菌も真菌もカビも、どれも一緒くた。なかには肉食もいれば光合成するものもいるけれど、どれも一緒くた。だけど植物にとって微生物は、そんなに一緒くたな相手ではないはずです。なぜって、微生物との共存関係は、植物は動物よりもずっと濃密だからです。
で、植物にとって微生物の中には、敵と味方がいるわけです。もちろん動物にとってもそうです。乳酸菌や酵母、麹は味方。カビや病原菌は敵。植物にとっても同様に、自分を腐敗に導いたり有毒ガスを出す相手の接近を許すわけにはいかないんです。だから敵は殺したり遠ざけたりするけれど、味方にはえさを提供するしおびき寄せる。つまり植物が作り出す殺菌成分は、人間には識別できないけれど無差別攻撃はしないのではないか。さらにどうやら、植物にとっての味方と人間にとっての味方は、同じ種類の微生物ではないかと考えられます。

病気になって抗生剤を服用すると、消化管の微生物が善玉悪玉の境なく死ぬので、特に小さい子は下痢したり抵抗力が下がったりする。でも一方、殺菌力の強い精油を薄めて飲んでも、消化管内の善玉菌は死なないのではないだろうか?
怪我したとき、現在では、消毒せずにさっと洗って密閉することで早くきれいに治る、というのが治療法として常識になりつつありますね。バンドエイドで専用品が出ていて、私も使います。このメカニズムを説明すると長くなり過ぎるので省きますが、人間が薬品を人工合成する技術は、まだまだ動植物の代謝の足元にも及ばないのではないかと想像するわけです。
人工合成した薬品の第1号はアスピリン、成分は柳から抽出したそうです。1899年に商標登録されました。それからたかだか100年と少しです。科学が飛躍的な進歩を遂げているとはいえ、長い生命の進化の歴史から見れば、薬品開発はまだ初歩段階なのかもしれません。

人間も、表皮の保護を微生物に委ねているというのが私の推測です。もちろん推測だけでなく、消化管内の共生や膣内の保護に乳酸菌が深く関わっていることなど、医学的に認められている部分もあります。でも美容業界までは浸透していない説。だから美容業界では、皮膚の清潔は何より大切だと言われている。でも表皮が弱酸性に保たれているのは皮脂の性質ではなく、皮脂を食料としている菌の分泌する酸が弱酸性にしているはずだし、その菌類の死骸を食べるダニとも共生しているはずだし、さらにダーリンの推測ではバリア機能だけでなく、共生している微生物が外敵と戦ってくれて、危険を知らせてもくれるのではないか。
それ自体が保温・保湿・保護の役割を担っている皮脂ですが、それをきれいに洗い流してしまうことは、微生物の生息環境を破壊することでもあるわけです。その一方で、精油は美肌効果のみならずニキビや吹き出物に使っても、善玉菌を殺さずに悪玉菌をやっつけてくれると期待できるというわけです。

そこでどうするのがよいと私が提案するのが、モンモリロナイトという粘土(クレイ)を利用して汚れを物理的(これは電気的ともいえるんですが)に剥ぎ取るに留めるということ。ところがつい最近、そのクレイがものによってはph10を超えていることが分かったのです。これ、強アルカリといっても言い過ぎではないアルカリ度です。
アルカリ度が高ければ、皮脂は中和されて落ちてしまいます。微生物自体も殺菌されてしまうかもしれません。それでは石鹸と変わらないじゃありませんか…。秋田県八沢木産のクレイはph6なのでそのまま使えますが、新潟産、山形産はアルカリ度が高いので、化粧品グレードのクエン酸でph調整して使うことをお勧めします。
山形産モンモリロナイトの膨潤性は素晴らしく、とても他では代用できないので、私は諦めて秋田のクレイとブレンドしつつ、ph調整を始めました。秋になって空気が乾燥してきたと同時に顔もバリバリしてきていたのですが、弱酸性のクレイ洗顔料に切り替えた途端、しっとりしなやか、透明感も増してきました。私はここ半年、実験的に一切の保湿剤を排除していて、洗顔はクレイと小豆粉末をベースに手作りしている洗浄剤だけ、洗顔後は芳香蒸留水(ハーブウォーター)と植物油と精油だけを使用しているので、クレイ洗顔料の品質がダイレクトに肌の調子に表れます。だから間違いなし、ですよ。

秋田県の八沢木は、世界的にもここだけという、純粋なモンモリロナイトが出土する土地です。それが農業用の土壌改良材として販売されているのですが、最高グレードのものは秋田では「魔法の白い粉」と呼ばれて昔から医薬品代わりに珍重されてきたそうです。私が美容に利用するのはそれで、ダーリンが畑に積極的に活用しているのは、より安価なグレードのもの。違いは採掘する地層の深さだそうです。どちらにしても添加物なし、砕いただけの天然の鉱物です。畑の環境を改善してくれるモンモリロナイトは、人間の美肌にも貢献してくれる。共通しているのは、微生物との共生を積極的に受け入れる、という視点なのです。

モンモリロナイトの秋田産と山形産は、どちらもたかいく農園で販売できることになりました。興味のある方はメールでお問い合わせくださいね。
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by takaiku-n | 2008-10-13 16:16 | ヨメの日記
《ヨメの日記》2008年8月19日 (火)  晴れ
カラッカラに乾いた毎日が延々と続いている三浦半島南部。梅雨が明ける1週間くらい前から、合計して30分も雨が降っていない。首都圏に集中豪雨が頻発しているというのに、三浦は乾き切って例年より早く土埃の地獄と化している。とにかく雨が欲しい。現在発生中の台風12号は大陸目がけて直進中だけど、是非こちらにも来ていただきたい。
梅雨前線や台風など南からの低気圧や前線が来ないと、夏場の三浦は雨が降りにくいのです。雷雲の通過を許さない上昇気流のカーテンが、横須賀市の武山上空に発生するためだそうです。昨年は雨が多かったのに…。
春は低温と極端な日照不足、夏は日照り。地球温暖化の影響ということでしょうか? このままでは、冬の三浦大根が本気で心配です。播種時期の畑の水分が出来の良し悪しに直結するので、何としてもあと10日の間にざあざあ降ってほしい。夏作も終わりですから、10日間降りっ放しでもいいくらいです。

台風11号が何の影響ももたらすことなく通過した日の夕方。いつものように三戸の漁港に海水浴に出掛けたところ、アマチュアカメラマンがたくさん、夕日に向かってカメラを構えていました。訊いたところ、その日はその場所がダイヤモンド富士の撮影ポイントだったんだそうな。前日は油壺がポイントで、絶景だったとのこと。残念ながらその日は雲が多くて、富士の頭がのぞいたタイミングと日没がずれてしまいました。あとで気付いたんだけど、もし絶好の撮影日和だったとしたら、我が家一行がアングルに入り込み、すごーく迷惑だっただろうなあ。
そんな海岸も、お盆休みを過ぎた途端に静かないつもの海岸に戻ってしまいました。ビーチ独占はありがたいけれど、少し寂しい気も。濡れたまま帰って来るのが寒くなり始め、日没も早まるこれからを考えると、私達もだんだん足が遠退くのかもしれません。

アロマの資格取得に向けた勉強は捗らないまま。暗記するのが試験勉強で、勉強の内容は既に手に入れた知識だから、どうしてもモチベーションが上がらず…。資格取得はゴールではなくスタートですから、さらなる先を思い描いてがんばるしかないのですが、それ以上に興味の沸く事柄がこのところ目白押しなのです(逃避かと問われて否定できない面もあります^^;)。その中で最大のものが、医学博士・安保徹先生の著書「免疫革命」との出会いです。アロマの学校で紹介された本で、ホリスティック医学や自然療法、代替医療に関わる方ならすでにご承知のベストセラー。5年ほど前に出版されたのですが、私は全く知らなかった。

安保先生の本はたくさん出ていて、どれも医学知識がなくても読めるものばかりです。具体的に説明するとキリがないので省きますが、概ね以下のような内容です。
免疫を司る細胞とその働き、それらと自律神経の関係、病気に至るメカニズムをそれぞれ明らかにした上で、「表面化している症状を除くこと(対症療法)」と「治癒」とは別であること、対症療法は治癒とは正反対の効果をもたらす場合が圧倒的に多いことを詳しく説明しています。さらには健康を取り戻すための対策、予防法も紹介。誰もが自分で健康管理が出来ること、そのために一人ひとりが追うべきリスクや意識改革についても言及しています。
※現在の西洋医学の医療機関は、ほぼ100%対症療法です。そもそも薬は、対症療法です。
私が直感的・経験的に知っていたことを、医学的にきちんと説明しているのです。目からウロコがポロポロと剥がれました。医学と医療現場は歩調があっていないこと、患者は医療にお任せのままでは治る病気も慢性化すること、免疫力や自己再生能力を活かす以外に本当の意味での完治はないのだということを、改めて知りました。
そうであれば、リスクの高い化学薬品に頼る医療よりも、自然療法が、治療において有効だといえることになります。どんな病気でも己れの免疫力が治癒してくれるのだから、それがうまくいくように体を休め、温め、消化の負担になるものを食べず、余計な心配をしないのが何より大切。昔の人が湯治に行き、数日~数週間滞在して病気を治したのは、一番正しい治療法のひとつだったというわけです。どんなに医学が進歩しても、治るメカニズムつまり人間の身体の機能が昔と変わったわけではないのですから。
代替医療や、自然が豊かで空気のきれいな地方への転地療養が普及していけば、慢性病やガンの患者が増え続けている現状が改善されていくんじゃないかと思います…まだまだそうならないでしょうけれど。

何だかこんな話も、農業を取り巻く現状と重なるんです。誰が得をして誰が損をしているのかという観点で捉えたとしても、医療現場と農業はある意味、とても似ている。例えば薬害、医療裁判の深刻化、医師不足や医師の過労死、病院の倒産・閉鎖などは、農業で言うなら農薬に関わる問題、栽培環境・品質の悪化、農家や漁師の後継者不足、零細農家の廃業などなど…。どちらも生命を支える大切な職業だけに、これ以上、衰退してほしくはありません…。
現状を好転させるには、医療なら患者、農業なら消費者が意識(ニーズ)を転換することが、一番の近道になるはずです。そうなっていけばいいなあと願いつつ、農業に直接携わる当園としては、淡々と栽培を続ける日々。早く雨降ってぇ。
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by takaiku-n | 2008-08-19 16:16 | ヨメの日記
《ヨメの日記》2008年8月2日 (土)  晴れときどき薄曇り
あっという間に2ヶ月近く空いてしまいました。やはり週記も厳しい…。

5月末にスタートしたアロマの学校は6月末に終了。週2回2コマずつ10回のコースで、インストラクター資格取得を目指すためのスクールでした。いや面白かった、本当に通ってよかった。アロマテラピー自体のよさ、可能性もさることながら、出会ったクラスメイトや先生や情報が何より今の私に重要でした。
私が通った学校は、日本最大のアロマの団体である社団法人日本アロマ環境協会の認定校で、私はその協会の資格取得を目指します。イギリスの流れを汲むアロマテラピーで、リラックスを目的に精油を利用するセラピーと言っていいと思います。一方、フランスの流れを汲むアロマテラピーもあり、そちらはメディカルアロマと呼ばれています。精油を医療機関が薬として処方しているのがフランスやベルギーで、芳香の好き嫌いより効能優先で濃度も高い利用法なので、リスクも高く、誰でも気軽に…とはいかなのがメディカルアロマの問題点。だけど今回勉強してみて、私にとってはメディカルアロマの要素も必要だと感じたので、そちらも取り入れつつ活かしていくつもり。代替医療としてのアロマテラピーは今後、さらに発展すると予想されます。セルフケアを目指す者にとって、植物の芳香成分を活用するということは、安全、低リスク、簡単という三拍子揃った最良の方法といえます。ハーブの活用と併せて、これから積極的に進めていきたいです。栽培も徐々に進めます、農家ですからそのあたりは如何様にも…。

梅雨が明けたころから、週に3回ほど海水浴に行っている。海の近くに住んでいるからできる贅沢なんだけど、夕方から日没くらいまで30分~1時間程度だけ漬かるのだ。これなら日には焼けないし、日中の汗まみれはさっぱりするし、何といっても肌がツルツルになるんです。温泉に入ったのと同じかそれ以上の美肌効果があって、虫刺されや傷も治っちゃう。潮が付いたままでも、別に支障なし。水がきれいで砂が細かくないところに行けば、上がって砂を払ってお仕舞い♪そのまま寝ちゃっても、肌には返っていいくらいなのです。犬達の皮膚にもとってもいい。
セイゴは海水浴初日、怖がって足すら満足に漬けなかった。でも回を重ねる毎に海に慣れていき、もう波打ち際でバシャバシャ泳いでいる。水中で転がっても平気。浮き輪の使い方も、教えなくても覚えている。
いいことだらけの夕方海水浴。せっかく海の近くに住んでいるんだもの、できるだけ海の恩恵を受けたいです。
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by takaiku-n | 2008-08-02 16:17 | ヨメの日記
《ヨメの日記》2008年5月22日 (木) 晴れときどき薄曇り
今朝は秋のような爽やかな風だったけれど、時間が経つにつれて風は強まり、湿度も上がってきた。
11日にアロマテラピーの検定を無事終えた。記憶力低下に打ち勝つには一夜漬けこそ最善の策、とばかりに直前3日間の猛勉強(?)でした。もともと難関ではないので、合否通知はまだ先ですが間違いなく合格でしょう。これで来週からのスクールにも力が入ります。

台風3号と4号は事前の予測ではまずいコースを通る可能性が高かったものの、なぜか大きく東に逸れてくれたので、目立った被害はなし。それより3号通過後の寒さの方が問題で、当園に大きな被害はなかったけれど、近隣ではスイカの生育に深刻な被害をもたらした。
そんな寒さと強風が災いしたのは畑だけではなかったらしい。3号が去った日の夕方、ふと思い立って2階のベランダに出たところ、落ちてひっくり返っているメジロと目が合ってしまった。死んでいるわけではないけれど、野鳥との遭遇としては奇異なシチュエーションだったこともあり手が出ず、ダーリンに助けを求めた。部屋に連れて入ると、足がおかしくなっているだけで飛べないわけではないと分かり、獣医さんに届けることに。
地元で長く開業している獣医さんによると、今回のメジロはまだ幼鳥で、こういうことは珍しくないとのこと。飛ぶときに足を引っ掛けたりして傷めてしまうんだそうな。竹薮に連れて行ってウグイスを見せてやると一緒に飛んでいくんだそうで、ってよく意味が分からないけれど、とにかく先生が自然に返すのを請け負ってくれた。ちなみに野鳥は飼育が禁止されているそうだ。家で介抱しなくてよかった、なんたってウチにはセイゴ獣がいるから、ストレスで死んでしまったかもしれない。それにしてもかわいかった。あのあと先生はちゃんと放してあげただろうか。今頃またこの辺りを飛び回っているんだろうか。ある日メジロが戸口に現れ、私たちは恩返しの宴に招待されて、お土産には大きいつづらと小さいつづらのどちらがよいかと聞かれて、ここは欲張らずに小さい方を…。ははは(^^;;;

昨日、築地の市場の担当者Yさんを家に招き、昼食がてら色々お話を伺った。
Y さんは女性で、昨年度のどこかのタイミングで前任の男性から引継ぎ、今では一部門を背負っている。20代の小柄な女性が築地市場内で大活躍しているのは、まだ当たり前ではない。「何とも時代遅れな義理と人情の世界。ドライなところは全くありません」という活気に満ち溢れた職場だ。私も以前1回だけ、ダーリンにくっついて築地の青果市場に納品しに行ったことがある。忙しい時間帯ではなかったのに、猛スピードで駆け回るフォークリフトに驚いた。ピークの時間帯は、大型トラックと積荷とフォークリフトと人間でごった返し、空気が読めないまたは気が弱い者には勤まらない現場らしい。Yさんのちゃきちゃきとした歯切れのよさにも、日々の仕事ぶりが表れていた。
市場というと、何千ケース単位の取引だけという印象があるけれど、まあ概ねそうだけど、とりわけ築地はそれだけではない。その立地条件から、白いユニフォーム姿のシェフ・板前さんがかごを下げて仕入れに来て、少量を現金で買うという取引もあって、それがまた築地のウリでもあるらしい。で、当園の三浦大根やレディサラダ、聖護院大根は、築地市場のこだわり野菜コーナーで取引してもらっている。その担当者が Yさんなのだ。
Yさんからいろいろとアドバイスをいただき、とても楽しい時間を過ごした。休みは土曜の午後から日曜の昼までだけという忙しさで、朝5:30から夕方6時くらいまでは市場を駆け回り、昼を食べ損なうことも珍しくないという過酷な日々を送るYさん。それでも生産者を訪ねて畑の様子を見て回ったり、売り先や種苗会社とも交流して生産者にフィードバックしてくれるバイタリティの持ち主。頭が下がりっ放しの3時間でした。何より、食に対して同じ思いを抱いているというところが嬉しく、こういう人に売ってもらいたい、そのためにもがんばるぞと思いを新たにするダーリンなのでした。
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by takaiku-n | 2008-05-22 18:36 | ヨメの日記
《ヨメの日記》2008年4月30日 (水) 晴れて初夏の暖かさ
このところとっても忙しく、先日来の眠気が抜け切らないので夜も自分の時間が作れず、そろそろ焦っている。11日にアロマテラピー検定があって、それを通らないと本命であるインストラクターの受験資格が得られず、スクールに通う意味が半減してしまうのだ。一方、横浜環境保全の堆肥を見学したことをきっかけに、微生物に俄然、興味がわいた。農業分野では微生物との関わりがとても重要なので、ダーリンにいろいろ教えてもらったり調べてもらったり自分で調べたりして、その作用の面白さにハマっている。そんなことをやっている暇はないのですが…。

微生物は、その生息状態もすごく面白いけれど、地球全体で見た微生物の役割が何といっても面白い。彼らは命ある生物の代謝を助けていて、その一方で命を終えた生物や排泄物を自然に戻している。地球を浄化しているのは、微生物なのです。
最も身近に感じられるのは腐敗と発酵。これらは私達に都合のいい方を発酵といい、都合の悪い方を腐敗と呼んでいるだけで、どちらも死んだ生物や排泄物を細かく細かく分解して最終的には土や水やガスにする、つまり自然に返すこと。両方含めて生分解ともいう。洗剤の生分解性は、環境問題でよく聞きますよね。具体的にどうやっているかというと、歯で噛み砕いて小さくしているわけではなく、酵素を出して化学反応を起こして小さく分解するのです。ちなみに生物は全て酵素を作り出していて、生物の営みは、全てといっても過言ではないほど酵素によって引き起こされています。
酵素は生物ではないけれど、酵素の作用自体が生命活動の範疇とされています。大昔から人間は、乳製品や酒類や味噌や醤油など、微生物の出す酵素の働きを利用してきました。堆肥もぬか漬けも然り。でも近年、酵素だけを取り出して製品化できるようになったので、様々な分野で酵素が利用されています。有機溶剤で化学処理していたものも、酵素を使うことで、非常に安全に同じ処理が可能となりました。酵素の起こす化学反応には副産物がなく、また酵素はたんぱく質でできているため、仕事を終えると生分解されますから、環境に全く負荷がなく、とても安全です。生物由来の、全く害のない物質である酵素。今後、もっと研究されて利用されるべきだと思います。

生命活動も微生物が媒介しないと成立しません。例えば植物は、有機物の形で養分を摂取できなくて、土中の微生物が有機物を無機物に分解することで初めて取り込むことができます。ほかにも例えば動物の腸内には無数の微生物がいて、消化吸収を助けている。腸内に微生物がいなければ動物は養分を摂取することはできず、植物の根と同じようなことを腸もやっている。進化の歴史を考えるとまあ当然かもしれません。
つまり生物は微生物と共生関係にある。植物が蜂に蜜を与えて授粉を助けてもらうなどと同様の共生関係が、見えないミクロの世界でも持たれている。
微生物は種類も多く、どこにでもいます。その勢力分布は微妙なバランスで安定していて、大自然ではどれか1種類の1人勝ちは起きない。一時的に何かが1人勝ちしたとしてもその状態は長続きせず、やがてバランスが取れた安定した状態へと変化していく。
一方、生物との共生関係にある微生物群は、生息している生物にとって利益となる善玉菌が多く集まり、悪玉菌と拮抗しつつうまくバランスがとれている。善玉菌が活性化した状態を保つために生物の側は微生物に何か提供しているはずで、例えばぬか床は乳酸菌と酵母の嫌気性発酵を利用しているのだけれど、毎日野菜を入れ、かき混ぜて菌を全体に均一に行き渡らせることで、好気性のカビなどの繁殖を抑えている。悪玉菌を排除することはできないけれど、善玉菌を活性化することで悪玉菌の活性を抑制するという方法で、生物は微生物とうまく共生しているわけです。

その微生物、皮膚の表面にも無数に生息しているそうです。
もともと皮膚は、何も付けなくてもいいようにデザインされているはずで、化粧水やクリームは本来必要不可欠ではありませんよね。で、私達の体内でも無数の微生物との共生関係があるのだから、皮膚にしても、表面の微生物との共生が前提となって進化してきているはず。最近は農業でも、葉の表面に生息する微生物の、植物に与える影響が注目されているそうな。なのに基礎化粧品のメーカーが説明する商品の効果のメカニズムに、皮膚表面の微生物を考慮したものは見たことがない。皮膚を守っているのは角質と皮脂だと説明している。これ、ある意味では間違っているんじゃないだろうか。
そこで私は考えた。人間は皮膚を直接守るためではなく、皮膚に生息している微生物を活性化させるために皮脂を出している。そして微生物は酵素を出して皮膚を保護してくれている。その微生物達の具体的な仕事は、皮膚を通して外から侵入する物質を無毒化すること。彼らは人間が望むと望まざるとに関係なく、美容成分だろうと毒素だろうと全て無毒化してしまう。新たな物質に晒されると早くて1~2週間くらい対応に時間がかかり、それ以降は同じ物質に晒されても影響を受けないように処理してしまう。
私が基礎化粧品を使ってきて感じることとこの仮説、とても合っている。一方でスキンケアについては昔から効果が広く認められているものもあり、それはきっと、皮膚にいいのではなくて皮膚表面の微生物を活性化するのに役立つのだろうと思う。皮脂を取り過ぎず、微生物群が安定していれば、例えば日本の夏ならへちま水だけでも十分だということかもしれない。この辺りについては、もっと積極的な方法を見つけたい。

それより一番、微生物を活用したい場は洗濯です。粉石けんにはなぜ酵素が入っていないのだろう?ダーリンの下着シャツ、汗や皮脂の汚れが酷くて粉石けんと重曹だけじゃあ落ちないんだ…。これについてはいい調査結果がでそうなので、追って報告したいです。家族に臭い男性がいるご家庭の皆さま、どうぞご期待くださいませ。
長ーくなってすみませんでした(^^;;
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by takaiku-n | 2008-04-30 15:04 | ヨメの日記
《ヨメの日記》2008年4月17日 (木) 曇り
ようやく新年度の生活に慣れたかに見えたセイゴは、最近またよく夜泣きをする。セイゴは天真爛漫で屈託のないタイプではなく、頑固ですぐにへそを曲げる小僧で、反抗期も加わって最近はイラつかせてくれることが多く、しょっちゅう怒鳴り散らしている。それも夜泣きの一因なのでしょう。そのためみんな寝不足が重なり、疲れてイラつき、そしてセイゴはみんなの地雷を踏みまくる。悪循環。

この1ヵ月くらい、猛烈に頭を使っていた。特に集中して知性を使った10日間くらいは近年稀に見る使いようで、先週の嵐以降は知性に加えて感情を使うことになり、オーバーヒート寸前だったかもしれない。その結果だったのだろう、一昨日予定通りに月経がきたのだけれど、数ヶ月ぶりに重い。
私が通う予定のアロマの学校は、鍼灸院と助産院が母体となって20年ほど前にスタートした。そんな経緯もあって女性の体については様々な観点から考察を続けている。そのひとつに、女性の骨盤は月経のサイクルに合わせて開いたり閉じたりしているというものがある。月の周期、太陽の周期など、色々な自然のサイクルに生命がリンクしていることは、農業に携わるようになってよく理解できる。またロルフィングの先生によると、筋肉や骨は常に動いているそうだ。筋肉が緊張すると骨の動きを妨げ、それが痛みとして自覚されるらしい。で、排卵から月経までは骨盤は緩やかに開いていき、月経でピークを迎え、閉じていく。
私は年が明けてからの月経3回が、とても軽かった。ロルフィングの成果だったと思う。つまり腰回りの筋肉の緊張が激減したおかげで骨盤がスムーズに動き、月経に突入しても急激に骨盤が動くことがなかったためだと分析している。ところが今回は重い。アロマの学校によると、頭を使い過ぎると骨盤の動きが悪くなるらしい。まさに今月の私はその通りというわけだ。心身を緩めることの大切さ、こんなところでも痛感します。もしひどい生理痛に悩んでいる方がいましたら、体の使い方を見直すと同時に、体を緩める対策を取ることをお勧めします。
アロマでは、好きな香りを嗅ぐことで体が緩むと教えている。でも嗅覚に限らず、ロルフィングの先生は、同じ感覚を使い続けるのは筋肉を緊張させるから、例えばずっと視覚を使っているならときどき好きな音楽でも聴いて聴覚を使うなど、違う感覚器官を使うことで緩めることができると話しています。ここで重要なのは、香りでも音楽でも何でも「好きな」ものを選ぶということ。好きな香りも、いつも好きとは限らないし逆もまた同じ。音楽も然り。多分、好きという感覚は、その時点で心身に必要な物事を知らせる潜在意識からのメッセージなのでしょう。その時その時に好きなことだけやる、そう意識して生活していれば、心身が硬直することなくリラックスしていられるのでしょう。

不真面目、無責任、気分屋でいい加減、というのが心身に負担をかけない生き方ということになりますね。ドキンちゃんみたい、確かに彼女は緩んでいそう。こんなタイプがハタ迷惑と評価されない社会がいい社会ということかも。酔ったもん勝ちの飲み会こそ、理想的な社会の縮図…かもしれません。
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by takaiku-n | 2008-04-17 15:05 | ヨメの日記
《ヨメの日記》2008年4月10日 (木) 終日雨
今週は春の嵐とスイカの接ぎ穂第4回が重なり、てんやわんやだった。
月曜は接ぎ穂。火曜はとんでもない嵐で畑のビニールが全て吹き飛び、夏作全滅を覚悟して失意のどん底に。水曜は残っていた接ぎ穂を舅と私でやる一方、ダーリン達は暴風雨に叩きつけられたのに死滅しなかったスイカやメロンの被害を食い止める作業に奔走する。追い討ちをかけるように再び低気圧が接近していたため、またビニールを飛ばされてこれ以上メロンを風雨に晒すわけにはいかないと、昨夜は真夜中の畑をダーリンと駆けずり回った。1時間くらいのつもりが終わったのは3時間後、帰宅してすぐに雨が降り始め、ああ間に合ったと胸をなでおろす。幸いひどい風は吹かなかったけれど、この寒さの中ビニールがかかっていないスイカ達のことが気にかかる。
それにしても、植物の生きる力にはただただ感嘆する。本来スイカやメロンは北アフリカ原産のため寒さに弱く、雨にも弱い。だというのに、か弱い苗がしっかりと踏ん張っている、その姿の美しいこと…。ダーリンは「今年のメロンは根拠はないけどすごくいい気がする」と話していた、その理由はこの生命力の強さだったのかなあと思ったりした。

このひと月ほど、仲間が増えている。6年位前、当園にアルバイトに来てくれていた少年が成人し、数年の会社員生活を送った後に三浦に戻り、また来てくれるようになったのだ。とても心の優しい青年で、嵐の朝はスイカを助けるため、早くから駆け付けてくれた。翌日はスイカたちが助かったことを本当に喜んでくれて、メロンのビニール張り直しを暗くなるまでがんばってくれた。そのT青年が素直に落胆したり喜んだりする様子が、辛い現実から目を背けてしまいたいダーリンの心を温め、柔らかくほぐしてくれる。本当にありがたいです。窮地に陥った時に離れて行かず、近くに来てくれる人こそ、本当の味方なのだと改めて痛感します。

今回のような被害は、舅が始めてからを振り返っても例がないほどひどいそうな。私はもちろん初めてのことで、全滅を覚悟した時は茫然自失だった。ダーリンが「収穫直前に突然畑1枚全滅する事もある。やり直しがきくだけマシさ」と慰めてくれたので気を取り直そうとしたものの、がつんとくらったパンチの痛手は大きく、最悪の事態は免れたと知ってもすぐには復活できなかった。
これ、ネガティブな心の動きに見えて、実は私自身にとってはとてもポジティブなことだと思えるんです。かつての私には、辛い出来事をその通りに受け止めて傷む、そんな単純明快な機能が欠けていました。それが1年半のヒーリングの結果のひとつとして、出来事をブロックせずに有りのままに受け入れるだけの心の強さが育ったのだと思いました。1度しっかりと受け止めてこそ、その出来事を消化できるのでしょう。そして痛みだって、感じてこその感覚のひとつ。自分が今何をどう感じているかを有りのままに味わうことも、五感を鍛えることのひとつだといえる。そんな積み重ねがやがて、本当に価値があるものを見極める力となるのだと思います。
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by takaiku-n | 2008-04-10 15:06 | ヨメの日記
《ヨメの日記》2008年4月2日 (水) 晴れて暖か
はっと気付いたらもう4月、新年度だわ。今年は展開が速くて時の経つのが早く感じます。

行楽の予定のない春休み。でも最近は、私達の新しい取り組みに関連したお客様が次々訪れてくださって賑やかだ。誰かが加わることで、ダーリンと私だけよりアイディアが何倍にも拡がり発展し、具体的になっていくところが面白い。今年が大きな節目の年になることは、もう間違いないようだ。とにかく今年がんばって駆け抜ければ、来年以降はさらに面白くなるはず。いやあ人生何が起こるかわからない。淡々とした日々の営みとはまた別のところで進行していることがあるというのは、刺激的でわくわくします。さてその新しいこととは?まだ内緒ナリ。

週末は保育園のないセイゴは、下の娘に生えた尻尾のようにあとを付いて回り、お風呂も一緒、寝るのも一緒。就寝時間になり、ダーリンと私に「おやすみ~」と手を振って下の娘と2階に上がっていった。ところが添い寝から解放された私が小躍りしたのも束の間、月曜、セイゴは原因不明の高熱を出して保育園を休んでしまい、夜はまた私の傍らに寝ることになった。さらに火曜は登園したものの、学年が上がって部屋や先生が変わり、新しいお友達が入ったりして在園中ずっと緊張状態にあったらしく、帰宅した直後から大泣きで私にへばりつき、夜もほとんどぐずり続けて熟睡せず。小さいのに外でがんばっているんだもの、仕方がない。とはいえ迷惑極まりなく、安眠できずに疲れの抜けなかったダーリンは、このところの疲労と重なってすっかり体調を崩してしまった。

洗浄剤の素材としてクレイを使っている。そのクレイにもいろいろあって、調べてみると日本は良質のクレイ産出国だった。でも国産はお値段もそれなりで、家族全員で惜しみなく使おうと思うと、国産のクレイだけではコストが高過ぎる。何とかできないかなあとさらにあれこれ調べているうちに、コレだ!というものに行き着いた。それはなんと、農業用の資材として販売されているものだった。肌に直接使うものなので安全第一。その点も問題がないものだったし、もちろん化学的な処理はされていなくて物理的な粉砕の加工だけで、国産で比較的安価で。そんな理想的なクレイを見つけ、その農業分野での効果にダーリンも興味を示し、購入してみることにした。ダーリンは栽培に、私は美容にというわけです。農業的には高価ではありますが、使ってみる価値は十分にありそう。
そのクレイにはブロック状のものから粉末までいろいろなタイプがあり、グレードも2タイプある。ハイグレードのものは深い地層から産出される希少性の高いもので、かなりお高い。今回はいろいろなタイプを試してみるべく販売元に問い合わせたところ、良心的にいろいろと教えてくれて、直接話を聞きたいとお願いしたら、わざわざこちらまで納品しに来てくれた。ついでにハイグレードのタイプをサンプルとしてくださった。ありがとうございます♪
そのクレイはミネラルの含有量が多いから、水に入れておくとミネラルウォーターができる。ペースト状にすると冷湿布として使え、火傷や床擦れなどに効果が高いらしい。こういうナチュラルでニュートラルなもの、大好きです。早速効果を試してみるべく、まずはぬか床に。水分調節と微生物の活性化が期待できます。次はお風呂。有名温泉並みの肌当たりがマジいい気持ち。屋内の鉢植え植物にもドンと投入。傷にも試したいなあ、誰か怪我しないかなあ…そんな不謹慎なことまで考えちゃう今日この頃。楽しいっ。
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by takaiku-n | 2008-04-02 15:06 | ヨメの日記
《ヨメの日記》2008年3月25日 (火) 未明は雨のち濃霧のち春らしい晴れ
ソメイヨシノが開花した。まだ一分咲き程度なので、これからしばらく楽しめるかな。今日は晴れて風も穏やか。朝から暖かかったので、セイゴはようやく上着無しで当園した。

金曜日、横浜環境保全㈱の堆肥化工場を見学してきました。神奈川で発生したゴミが農産物になって還元され、地域で消費されることでエネルギーの循環が生まれるということの素晴らしさを高く評価して、ダーリンが2月より導入した堆肥です。書くと切りがないから省きますが、とことん原始的(という表現が適当なのか微妙ですが)な方法を用いての堆肥化を実践しようと日々努力されていて、我が子同然の愛おしさで堆肥を育てていました。そう、堆肥は微生物の集まり。生き物なのです。驚くほどの手間と時間をかけた、質の高い堆肥作り。ご担当者のお人柄が出ていたなあ…。
つくばにある公的機関の研究所かと思うような、採算度外視としか思えない活動。でも一般企業がやっていることなので、採算無視は不可能です。では資金はどこから?と調べたら、横浜環境保全は神奈川県、特に横浜市のゴミ収集業務を請け負っている企業でした。なるほど納得。でもそれにしたって、意識の高い企業だと敬服します。

堆肥はぬか床とほぼ同じことをして育てます。ぬか床をゼロから作る場合、その辺りに存在する菌が米ぬかに住み着くことで発酵が起こる。小まめにかき混ぜて空気を送り、嫌気性の悪玉菌やカビの増殖を抑えつつ育てると、熟成して味わい深くなります。私にぬか床の元をくださった方は、100年ものの床を大切に育て、「我が子のようにかわいい」と仰っていました。堆肥も同じです。でもそれでは手間暇がかかり過ぎるので、最近よく聞くのはEM菌などを利用した堆肥です。簡単に利用できて悪臭が出ないなど、メリットについての記述をよく見ます。でも横浜環境保全では発酵菌を外から加えず、神奈川北部の杉チップを堆肥の元として(ぬか床のぬかに相当)使っている。神奈川で育った杉と神奈川にもともと存在する菌を使って育てた堆肥は、ここ三浦でも環境に適応してくれるはずです。なぜEMなどの強力な発酵菌を使わないのかについては次回尋ねてみるつもりだけど、現在のやり方がベストであることに間違いはありません。
その堆肥の元となったゴミ自体に、農薬や化学添加物、保存料が使われていたんではどうなの?という疑問は確かに残ります。でも私が堆肥の製造現場をこの目で見て感じたことは、私達の身近に存在する微生物が分解できたものは、私に対して毒性はないだろうということ。事実、ビニールやプラスチックは分解されずに残ってしまいます。最初は単なる野菜屑や残飯なので腐敗臭がすごいのに、完成した堆肥はサラサラとして手触りがよく、ほとんど無臭で、とても美しい。微生物アッパレ!そんな自分の五感が感じることこそ、自分が信じてもいい事実なんじゃないかなあと思います。
有機肥料の安全性の問題、ポストハーベストの問題、有機JAS法が安全性においては実は信頼できる規格ではないこと等、農業に携わって初めて気付いたことの多いこの頃です。じゃあ何を信じればいいの?それこそが、自分自身の五感で感じたことなのではないかなあと思います。

これからさらに五感を磨き、情報を吟味・検証できるだけの知性も磨く。その上で自分がいいと信じられるものだけを、ダーリンの作る野菜と一緒に紹介していきたい。5年後を目標に自然食品店を始めたい動機は、そんなところにもあります。
老いてボケてる場合じゃありませんわ。
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by takaiku-n | 2008-03-25 15:07 | ヨメの日記