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《ヨメの日記》2008年8月19日 (火)  晴れ
カラッカラに乾いた毎日が延々と続いている三浦半島南部。梅雨が明ける1週間くらい前から、合計して30分も雨が降っていない。首都圏に集中豪雨が頻発しているというのに、三浦は乾き切って例年より早く土埃の地獄と化している。とにかく雨が欲しい。現在発生中の台風12号は大陸目がけて直進中だけど、是非こちらにも来ていただきたい。
梅雨前線や台風など南からの低気圧や前線が来ないと、夏場の三浦は雨が降りにくいのです。雷雲の通過を許さない上昇気流のカーテンが、横須賀市の武山上空に発生するためだそうです。昨年は雨が多かったのに…。
春は低温と極端な日照不足、夏は日照り。地球温暖化の影響ということでしょうか? このままでは、冬の三浦大根が本気で心配です。播種時期の畑の水分が出来の良し悪しに直結するので、何としてもあと10日の間にざあざあ降ってほしい。夏作も終わりですから、10日間降りっ放しでもいいくらいです。

台風11号が何の影響ももたらすことなく通過した日の夕方。いつものように三戸の漁港に海水浴に出掛けたところ、アマチュアカメラマンがたくさん、夕日に向かってカメラを構えていました。訊いたところ、その日はその場所がダイヤモンド富士の撮影ポイントだったんだそうな。前日は油壺がポイントで、絶景だったとのこと。残念ながらその日は雲が多くて、富士の頭がのぞいたタイミングと日没がずれてしまいました。あとで気付いたんだけど、もし絶好の撮影日和だったとしたら、我が家一行がアングルに入り込み、すごーく迷惑だっただろうなあ。
そんな海岸も、お盆休みを過ぎた途端に静かないつもの海岸に戻ってしまいました。ビーチ独占はありがたいけれど、少し寂しい気も。濡れたまま帰って来るのが寒くなり始め、日没も早まるこれからを考えると、私達もだんだん足が遠退くのかもしれません。

アロマの資格取得に向けた勉強は捗らないまま。暗記するのが試験勉強で、勉強の内容は既に手に入れた知識だから、どうしてもモチベーションが上がらず…。資格取得はゴールではなくスタートですから、さらなる先を思い描いてがんばるしかないのですが、それ以上に興味の沸く事柄がこのところ目白押しなのです(逃避かと問われて否定できない面もあります^^;)。その中で最大のものが、医学博士・安保徹先生の著書「免疫革命」との出会いです。アロマの学校で紹介された本で、ホリスティック医学や自然療法、代替医療に関わる方ならすでにご承知のベストセラー。5年ほど前に出版されたのですが、私は全く知らなかった。

安保先生の本はたくさん出ていて、どれも医学知識がなくても読めるものばかりです。具体的に説明するとキリがないので省きますが、概ね以下のような内容です。
免疫を司る細胞とその働き、それらと自律神経の関係、病気に至るメカニズムをそれぞれ明らかにした上で、「表面化している症状を除くこと(対症療法)」と「治癒」とは別であること、対症療法は治癒とは正反対の効果をもたらす場合が圧倒的に多いことを詳しく説明しています。さらには健康を取り戻すための対策、予防法も紹介。誰もが自分で健康管理が出来ること、そのために一人ひとりが追うべきリスクや意識改革についても言及しています。
※現在の西洋医学の医療機関は、ほぼ100%対症療法です。そもそも薬は、対症療法です。
私が直感的・経験的に知っていたことを、医学的にきちんと説明しているのです。目からウロコがポロポロと剥がれました。医学と医療現場は歩調があっていないこと、患者は医療にお任せのままでは治る病気も慢性化すること、免疫力や自己再生能力を活かす以外に本当の意味での完治はないのだということを、改めて知りました。
そうであれば、リスクの高い化学薬品に頼る医療よりも、自然療法が、治療において有効だといえることになります。どんな病気でも己れの免疫力が治癒してくれるのだから、それがうまくいくように体を休め、温め、消化の負担になるものを食べず、余計な心配をしないのが何より大切。昔の人が湯治に行き、数日~数週間滞在して病気を治したのは、一番正しい治療法のひとつだったというわけです。どんなに医学が進歩しても、治るメカニズムつまり人間の身体の機能が昔と変わったわけではないのですから。
代替医療や、自然が豊かで空気のきれいな地方への転地療養が普及していけば、慢性病やガンの患者が増え続けている現状が改善されていくんじゃないかと思います…まだまだそうならないでしょうけれど。

何だかこんな話も、農業を取り巻く現状と重なるんです。誰が得をして誰が損をしているのかという観点で捉えたとしても、医療現場と農業はある意味、とても似ている。例えば薬害、医療裁判の深刻化、医師不足や医師の過労死、病院の倒産・閉鎖などは、農業で言うなら農薬に関わる問題、栽培環境・品質の悪化、農家や漁師の後継者不足、零細農家の廃業などなど…。どちらも生命を支える大切な職業だけに、これ以上、衰退してほしくはありません…。
現状を好転させるには、医療なら患者、農業なら消費者が意識(ニーズ)を転換することが、一番の近道になるはずです。そうなっていけばいいなあと願いつつ、農業に直接携わる当園としては、淡々と栽培を続ける日々。早く雨降ってぇ。
by takaiku-n | 2008-08-19 16:16 | ヨメの日記
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